日記帳
琉球染織の旅 〜 美ら布をもとめて 読谷山花織 〜
つづいては読谷村にある読谷山花織の工房へ伺います
刺繍を施した様に見える浮き織り
花柄を組み合わせて作られる柄が特徴的です
こちらは裏側から見た花織の帯
海が見える工房で織られています
竹串を用いて織る「ぐうしばな」
手ですくいながら織る「てぃばな」
ちょうど機にかかっていたもうすぐ織り上がるというこちらの読谷山ミンサーの半巾帯
近年では生産数が少なく新作はなかなか出回らない珍しいものです!
織り手の方ともお話させていただき山正に頂けることになりました
2反制作されたうちの1反はこの夏売れてしまいましたが
最後の1反は今回の美ら布展でもご覧いただけます!
本当は自分で締めたい読谷山ミンサー、、
色合いも渋めで格好良く
紬に合わせて着たい半巾帯です
つづく
琉球染織の旅 〜 美ら布をもとめて 首里織編 〜
琉球染織の旅
つづいては首里織 山口良子さんの工房へ
美しい艶やかな絹糸が機にかかっています
織り目の美しい山口さんの首里織はファンの方も多く
植物染めの優しい色合いは山口さんのお人柄が表れているようです
こちらは月桃の実 薄いピンク色が染め出されます
全て植物染めで制作なさっている山口さんの首里織
手元に残していた碑文谷八幡宮の染井吉野で染めて頂けないかをご相談すると
快く快諾して頂きました
2年前の秋
碑文谷八幡宮の桜を植え替えるとのことで枝を分けて頂きました
昨年 碑文谷八幡宮の桜で染めた着物 平和の桜展 として発表した際に
手元に保管していた分の枝をこの度全て山口さんにお送りしました
桜の枝を細かく砕いて染料にします
この桜をもって最後の碑文谷八幡宮の桜染となります
この度の美ら布展のメインビジュアルになっている画像が
山口良子さんの首里織 碑文谷八幡宮の染井吉野染です
なんとやわらかく綺麗な灰桜色に染めて頂きました
是非実物の色合いをご覧くださいませ
つづく
琉球染織の旅 〜 美ら布をもとめて 紅型 玉那覇工房編 〜
旅の始めは玉那覇紅型工房へお邪魔致しました
女将のコーディネートは
読谷山花織の着物に玉那覇さんの帯です
染の工程を見学させて頂きます
貴重な型紙の数々を拝見
女将が締めている帯の型紙もありました!
山正秘蔵品 人間国宝玉那覇有公さんの抱瓶柄の型紙も見せて頂きました
工房見学中に1枚の図案に女将の目が釘付けになります
こちらは魚籠の柄です
可愛い魚たちと共にオールやミーカガンと呼ばれる水中眼鏡が描かれています
女将の琴線に触れたこちらの柄で山正別注の帯を制作して頂くことに!
型紙を色々と拝見しながら沖縄の海にちなんだ楽しい柄を選びました
お太鼓には魚籠 前柄にはヤドカリとカワハギを配置し
関東巻き・関西巻きの両方で楽しめるようにいたしました
完成品は美ら布展でお披露目いたしますので是非ご期待下さいませ!
緻密な型紙はため息が出るくらい素晴らしい芸術品です
間近で拝見し眼福でございました
玉那覇さんお忙しいところありがとうございました!
つづく
琉球染織の旅 〜 美ら布をもとめて 〜
たかはしスタイル インストラクター
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たかはしスタイル インストラクターの資格を取得致しました!
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